OKINAWA
沖縄 命どう宝2010年 世界平和アピール七人委員会
講演会「沖縄の情景」2010年10月12日 於:明治大学
表紙トップ写真集「沖縄に活きる」写真集「沖縄の原像」沖縄若夏の記憶世界平和アピール七人委員会 沖縄県(Wikipedia)
講演会に使用した未発表の作品ですです 辞書(沖縄関連用語(Wekipedia) 作製:11/06/28 (火) 9:10:02  修正:11/07/05 (火) 19:46:10
 明けてきた空が、濃紺のトーンに彩られ始めた。薄い色合いの東から、まだ明けない西の空までの半宇宙が静寂の空間を創り出している。白んだ丸い月が、となりの陸地へと歩んでいく。
 その歩調に合わせるように、黄色味がかった薄青さが増してきた。海も眠りから目覚めたように、体を揺すぶって小波をたてた。
 小綺麗に身を調えた海は、太陽とのまたこの日の出逢いを静かに待つ。七色に染められた空は太く壮大な虹が架かったようだ。
 虹色を反映した雲は、にわかに手を踊らせ話すように動きだす。
 水平線が白く光るように滲んだ。と、その瞬間にはもう、真っ直ぐな長い光が波間に突き刺さっていた。あの虹色はどこにも見当たらない。
 眩しさに瞬く眼もとに、ぼんやりと海の青さが入ってきた。昨日の青さの幻影か…・。夢と現が揺れ動く。
 ふと、目を見開くと、そこには碧い海が語りかけるようにあった。・・・・・・・ 沖縄若夏の記憶(岩波書店)「七色の海」より

・・・・・・カンボジアばかりか広く東南アジアや太平洋の島々に住む人たちと、ウチナーンチュは同じょぅな心情を持ち合わせる。
 双方とも相手の心に土足で踏み込むような無礼な振舞は、日常生活の中では今でもほとんどしない。

 他人(ちゅ)に殺(くる)さってん寝(に)んだりーしが、他人(ちゆ)殺(くる)ちぇ寝(に)んだらん

 これは、他人に痛めつけられても眠ることはできるが、他人を痛めつけたら眠れない、という意味の言葉だ。
 たしかに、相手を一方的になじっている言葉を沖縄で聞いたことがない。私たちヤマトンチューだったら怒鳴るだろうにというときでも、だ。その度に、考え込んでしまう。
 ウチナーンチュの優しさや懐の深さには敵わない。
 それにしても、このことわざのような優しさを、人びとはどのようにして、慌ただしく騒然とした現代にまでも持ち続けてこられたのだろう。
 もっとも、狭い島の中でいちいち怒ったり喧嘩をしていたのでは、息苦しくなってお互いに暮らしてはいけない。そうした理由も一方にはあるかも知れない。
 でもこの深い優しさは、何よりも海を介して付き合ってきた他民族との、平和な共存を願う思想に他ならないのではないだろうか。
「平和な島」とは、先祖代々の「往にし方(いにしえ)」から脈々と体の中で繋がってきた祈りのような言葉だ。
 「平和な島」であり続けるには、相手もまた、平和でなければならない。ごく当たり前の個人の気持ちが広がって、大勢の願いになり、沖縄の歴史として培われてきたように思う。
沖縄若夏の記憶(岩波書店)「平和な島」より大石芳野
西表石垣国立公園
沖縄海岸国定公園
沖縄戦跡国定公園

久米島県立自然公園
伊良部県立自然公園
渡名喜県立自然公園

於茂登岳(526m)
与那覇岳(古見岳)
城山
万座毛
茅打バンタ
川平湾
通り池
沖縄島
伊江島
辺野古崎
嘉手納
普天間
那覇
渡嘉敷島
斎場御嶽
摩文仁の丘
久米島
宮古島
石垣島
西表島
内離島
南風見崎
渡嘉敷島
与那国島